新型コロナウィルス感染拡大予防の為に学校が休みになり、多くの方は、このような不測の事態に遭遇して不安になるかイライラしているのではないかと思います。
こんなときに子どもが自分の意に反した行動をしたら、あなたはどのように反応するでしょうか?
これが、スパーク協会がお届けする動画講座【発達障害のレッスン】子どもたちが教えてくれた新しい価値観(全13回)、第6回「療育のパラダイムシフト」です。
療育の現場で子どもたちが教えてくれたことの一つが「子どもを見る目を変えれば違う子どもが見える」という言葉の正しさです
子どもの見方を「困った子」から「困っている子」へ変えるだけで、私たちの子どもへの接し方が大きく変わります。ただ感情的に叱るのではなく、子どもが何を伝えたいのかを理解しようとするようになるのです。
大人は「しつけ」という名目で理性で感情を抑えることを子どもに求めます。ところが、様々なストレスで「逃走か闘争か」という状態になっている子どもには無理です。そうではなく、子どもが落ち着いて社会的な行動をするには、まずストレスを下げて、気持ちを切り替えるなど情動の調整を促す必要があります。これには従来の大人による一方的な指導・訓練ではなく、同目線で一緒に体を動かしお互いを認め合う「共動・共感」という関わりが効果的なのです。
この関わりの大転換が「療育のパラダイムシフト」です。
これは大人のストレスも緩和して、親も子もハッピーになる最高の育児法なのです。