昨日、政府が全国の小中高校の臨時休校を要請したとの報道がありました。

この要請を受けて、今後臨時休園に踏み切る保育園や幼稚園も出て来ると思います。コロナウィルス感染だけを考えれば当然の措置とも言えますが、様々な問題も発生します。

その一つが発達障害児の問題です。

毎年、夏休み明けなどで起こる現象ですが、
休校・休園で人と関わる機会が減ることによって対人関係に不調をきたすようになる子どもが増えるからです。

  • 子どもが必要とするのは感情の伴う人との関わりなので、このような状況の中で、ご家庭では出来るだけ積極的に子どもと関わって下さい。
  • それが難しい場合は、関わりを支援する事業所への通所が必要です。
    その場合、発達支援の事業所が、スタッフのうがい・手洗いは当然のこと、清潔なマスク着用や混雑した電車を避けて通勤するなど感染予防に万全を期しているかを確認して下さい。
    そして、感染リスクの高い長時間の集団療育を止めて、短時間の個別療育を選択するべきだと思います。

新型コロナウイルス感染症対策本部(第15回)抜粋

北海道では、明日から道内全ての公立小・中学校が休校に、また、千葉県市川市でも、市内全ての公立学校が休校に入ります。このように、各地域において、子どもたちへの感染拡大を防止する努力がなされていますが、ここ1、2週間が極めて重要な時期であります。このため、政府といたしましては、何よりも、子どもたちの健康・安全を第一に考え、多くの子どもたちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで、臨時休業を行うよう要請します。なお、入試や卒業式などを終えていない学校もあろうかと思いますので、これらを実施する場合には、感染防止のための措置を講じたり、必要最小限の人数に限って開催したりするなど、万全の対応をとっていただくよう、お願いします。

(出典)首相官邸ホームページ