子どもの精神発達を考えるときに大切な軸の一つが「自己制御(Self-Control)」です。自己制御とは、理性によって自分の感情や行動をコントロールすることで、だから訓練が必要だと考えられてきました。

ところが最近の脳科学によって新しい解釈が生まれました。自己制御を難しくしてるのは私たちが晒されている様々なストレスで、そのストレスの元を突き止め和らげることで自己制御が可能になるというのです。これを自己調整(Self-Regulation)といいます。

自己制御と自己調整の違いをしっかり理解して子どもを観る必要があるわけです。
写真は、ヨーク大学の名誉教授ステュアート・シャンカー博士によるSef-Regとその訳本『「落ち着きがない」の正体』です。